CONCEPT
たった一本のお花に、心救われることがある
イリス代表の竹内旭沙(あきさ)です。
「たった一本のお花に、心救われることがある」
まさにこの言葉どおり、私は一本のお花に心救われたことがあります。
私は20代の頃、小学校教諭として学校現場で働いておりましたが、心の病になり、休職→退職を致しました。
そのときに、「なぜに私がうつ病に!?」と本当にビックリする思いでした。
でも、今ならわかるのですが、みんな本当にギリギリの中で生きている。
そしてこれは、私たち大人だけの問題ではなく、子どもたちの中にも起こっている問題だと感じます。
足元に咲く小さな花に、どれほどの人が目を留めているでしょうか?
正直な話、10年前の私は全くと言っていいほど皆無でした。
むしろ、踏んづけてしまったり、人からいただいたお花などは、すぐに枯らしてしまうような人間でした。
本当に心に余裕がなかったのですね。
でも、心のどこかでは、毎朝お花に水をやったり、お花を愛でたりするそんな女性に憧れていました。
教員を退職後、私は夫婦2人でカナダのバンクーバーに渡航し、
海外での生活を1年間経験しました。
バンクーバーは、自然と街が融合し、日々がゆったりと過ぎていきます。
そんな日々の中で、私の心と体は自然と癒えていきました。
その時の経験が、今の鎌倉でのライフスタイルにつながっていると感じます。
帰国してから3年がたったある日、ふと
「もう一度学校現場に戻り、当時の私の心に何が起きていたのか知りたい」
と考えるようになりました。
これはとても不思議なことでした。まさか自分がまた学校で働きたいと思うなんて!
そこで私は実際に現場に赴き、講師として働いてみることにしました。
すると、以前とは全く違う景色が見えてきました。
以前は気づかなかったのですが、学校には全く色がないんです。
ある子どもは、学校のことを「刑務所みたい」と言いました。
本当にそのとおりだと思いました。
私たちがかつて当たり前のように通っていた学校は、
今では校舎も古くなり、
なんだかとっても殺風景です。
世の中は、バンバン新しいビルや建物ができていく中で、
学校だけがポツンと取り残されているみたい。
「子どもたちに色を届けたい」
「お花を通して、この世界を豊かにしたい」
子どもたちはとても感性が豊かです。
この感性が豊かな時期に、この彩り豊かなこの世界を、
一緒に喜び、感動を共有しながら、
ともに生きていきたいと思いました。
今の学校には余裕がありません。
はっきり言って、やらなければいけないことが多すぎる。
大人も子どもも。
これは学校だけの問題ではありません。
社会全体がそのようになってしまっています。
みんなが疲弊している。
私は、学校に色を戻したい。
子どもたちの心に、余裕と豊かさを届けたい。
その手段が花だと思っています。
私はかつて、疲弊して疲弊してどうしようもなかったとき、
旦那が買ってきた花束に
「パーーーーーーーーン」
と心打たれたことがあります。
電撃的に雷に打たれたようでした。
たった一輪の花に、心救われたのです。
突然私の世界に色が戻ってきました。
「あれ?私の世界ってこんなにも豊かだったの?」
と、とても驚いたことを覚えています。
たった一輪の花でも、そこに飾るだけで、私たちの世界は豊かになります。
突然世界に色が戻り、心に豊かさが生まれ、得も言われぬ幸せを感じることができる。
ぜひそれを皆様にも体験していただきたいと思っています。
その手段がお花であり、ヒーリングフラワーだと思っています。
今後は、親子に向けたヒーリングフラワーの体験ワークショップを定期的に開催したり、
公立の小学校にお花を届け、ヒーリングフラワーの授業を開催できたらと考えています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
イリス代表 竹内旭沙